土浦協同病院附属看護専門学校

2025年6月6日 「高齢者体験」の授業を行いました。

2年生【老年看護学Ⅱ】の授業で、転倒予防を考えるための演習で「高齢者体験」を行いました。

高齢者体験では、膝や肘を動かしにくくなるサポーターや重り、耳が聞こえにくいヘッドホンを装着し、視野が狭くなるアイマスクをつけ、学校内を歩きました。

 

スロープや、階段の上り下りも実際に体験しました。

歩きにくい状態での階段は危険が伴うこと、「安全」に高齢者を看護する大切さも実感したようです。

 

外も歩きました。

 

 

実際に体験してみて、

「一つ一つの動作が、想像以上に大変だった。」 

「周りが見えづらく、危険物の察知ができなかった。今までスムーズにできていたことができない辛さを感じた。身体だけでなく、精神面にも影響があることが分かった。」

「介助者が隣に居てくれることに安心感があった。しかし、手伝ってもらうことに申し訳ないという気持ちも感じた。高齢者の方と接する際は、全て介助するのではなく“見守る”ことも大切であり、“相手のペースに合わせる”大切さも学んだ。」

などの意見が聞かれました。 

今回の演習を通して、転倒転落を防ぐための「安全な看護」だけでなく、高齢者の“気持ち”も学び、声かけや配慮のできる看護師に成長してほしいと思います。今日の学びを今後の看護に活かしていきましょう。

 

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