JA茨城県厚生連

厚生連は「農民の健康は農協組織の手で守り、明るく豊かな農村を築く」ことを目的に設立されました。茨城県における農村医療の取り組みは、農業協同組合の前身である産業組合からで、水戸市に病院を開設したのが始まりです。 戦中、戦後の医療荒廃期には、農民や地域住民の医療と健康管理、無医地区の医療に従事し、昭和20年代には農協の先覚者により県内16ヶ所に農協病院・診療所を開設して医療活動を行いました。 現在は、県内6ヶ所に病院(総ベッド数2359床)を集約、公的医療機関として地域に根ざした医療事業を展開し、身近なところで、高度でしかも専門的な診療がいつでも受けられる施設を目指しています。

学校長 渡部 誠一

本校は1973年に開設した、歴史ある看護専門学校です。今までに約3000名以上の卒業生を送り出し、土浦協同病院、他の県内厚生連病院、県内外の様々な医療機関で活躍しています。
現代医療は、救急医療、がん医療、小児周産期医療、災害医療、在宅医療、予防医学保健活動、多方面で看護師の役割が増えています。国は医療・介護・福祉を包括的に提供する方向性を示し、看護教育は自立した、判断能力がある看護師の育成へシフトしてきました。本校の目標は、看護師としての知識と判断力を身につけることと、看護の基礎となる人間性を醸成していくことです。
2016年に土浦協同病院に隣接した土浦市おおつ野地区へ移転して、看護教育に理想的な環境になりました。新校舎は、ガラスを多く取り入れ白を基調として、明るく清潔感があり、図書室や体育館は多人数の学生が十分活用できる広さを確保しています。土浦協同病院は、800床の茨城県内有数の基幹病院で、救急医療、がん医療、小児周産期医療、等、様々な領域で、最先端の医療、人間尊重の医療、患者中心のチーム医療、患者家族と地域と連携した地域医療を提供しています。230名余の医師、800名余の看護師が、講師や看護実習指導者として看護教育に協力します。看護学生たちはこの環境で学び、多くの刺激を受けて、すばらしい看護師へ育っていくと思います。

校訓

①創造
②協調
③自律

教育理念

看護は人間関係を基盤として人間の健康のあらゆる課題に対し、その人が安定した生活を送れるように援助することである。本校は、人間の生命の尊厳と人間愛を根底とし、人々の多様な価値観や行動のあり方を認識し、共感的理解ができる豊かな人間性と倫理観を育成することを目指す。さらに、看護の追究のため、主体的学習を促進継続できる能力を養い、専門職業人として多職種と連携・協働し、社会に貢献できる看護の実践者を育成する。

教育目的

看護師として必要な知識および技術を教授し、農協理念※1に基づき社会に貢献し得る有能な人材を育成することを目的とする。

※1 農協理念とは(厚生連理念)
心のかよう医療・保健・老人福祉事業を通じ、組合員ならびに地域住民の暮らしと健康を守り、明るく豊かな地域づくりへの貢献。

教育目標

  1. 人間を統合体として理解できる基礎的能力を養う。
  2. 人々の健康を自然・社会・文化的環境との相互作用及び心身相関等の観点から理解する基礎的能力を養う。
  3. 人々の多様な価値観を認識し、専門職業人としての共感的態度及び倫理に基づいた看護を実践できる能力を養う。さらに、向上心を持って主体的に学習に取り組む能力を養う※2。
  4. 人々の健康上の課題に対応するため、科学的根拠に基づいた看護を実践できる基礎的能力を養う。
  5. 多職種と連携・協働し看護を提供できる基礎的能力を養う。

※2 主体的に学習に取り組む能力を養う
専門職業人として、最新知識・技術を自ら学び続け、看護の質の向上を図る基礎的能力を養う。

アドミッションポリシー

  1. 看護師になりたいという意思が明確な人。
  2. 看護を学ぶうえでの基礎的学力と体力を有する人。
  3. 人々に関心をもち、関わりを大切にできる人。
  4. 自らの考えを表現できる人。
  5. 目標に向かって自ら学び、自身を成長させる努力ができる人。
  6. マナーやルールを守り責任ある行動がとれる人。

ディプロマポリシー

  1. 看護の対象を身体的・精神的・社会的・霊的側面が統合された存在としてとらえ、健康状態に応じて、根拠に基づいた看護を実践できる。
  2. 生命の尊厳と人間愛を根底に、人々の多様な価値観を尊重した倫理的態度がとれる。
  3. 多職種と連携・協働するために、チームの中での看護師の役割について理解できる。
  4. 看護の質の向上に向け、主体的に学び続ける力を身につけている。
昭和48年4月 土浦市に「土浦協同病院附属高等看護学院」として1学年定員30名で開校する。
昭和60年4月 1学年定員40名に増員する。
昭和62年4月 専修学校看護課程設置が許可され、土浦協同病院附属看護専門学校と名称変更する
平成2年4月 石岡市三村に移転新築し、1学年定員100名となる。
平成21年4月 1学年定員80名となる。
平成28年4月 1学年定員120名となる。
平成28年8月 土浦市おおつ野に移転新築。
令和3年4月 1学年定員80名となる。

学校評価は、学生がより良い教育を享受できるよう、その教育活動等の成果を検証し、
学校運営の毅然と発展を目指す取り組みです。

●「学校関係者評価」実施要項

【令和4年度】

◆学校評価総括

◆自己点検・自己評価

【令和3年度】

◆学校評価総括

◆自己点検・自己評価

【令和2年度】

◆学校評価総括

◆自己点検・自己評価

【令和元年度】

◆学校評価総括

◆自己点検・自己評価

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